向島百花園

江戸花屋敷の四季を感じる「向島百花園」に行きました。

ここは1804年に開園されたそうですが、大震災と空襲で2度焼失しているそうです。

近頃東京都の庭園に行ってますが、ここは植物をより身近に接することができるように

感じました。今までは将軍、大名や財閥のお屋敷が多く、ちょっと敷居が高い、距離感を感じていました。それと比べて、向島百花園は、通路と植物の距離感も近く、日常感があって、しかも盛りだくさん。今回は桜も終わり、お花の咲く少し前の時期だったため、グリーン一色でしたが、楽しめました。植物の種類が豊富です!

今日もガイドさんのツアーに参加させていただいて、知識が豊富なガイドさんにたくさん教えてもらいました。(私の理解が間違っていたらすみません!)

タムケヤマモミジ 春に紅色→この後緑色→秋に再び紅葉する。小さな赤いプロペラが見えます。根元に種がついていて、落下するときにくるくると回り風に乗りながら遠くまで種を飛ばすということです。

 

 

写真をとるのをわすれましたが、入り口の門には軒菖蒲がありました。
菖蒲とよもぎが上につけられていて、奇数月の天災厄除けとして香りで邪気を払うという意味があるそうです。

開園当初はウメが主体だったそうですが、私が見たかった木々がたくさんあって、うれしかったです。お花はまた時期をずらして、また見に来たいです。

 

スカイツリーがみえます。

桐の花 神聖な花で、女の子の嫁入り道具のため、庭に苗木を植えたりした

ウバメガシ 硬い枝で、備長炭として

カザグルマ

シャクヤク 気が立ったとき、鎮める薬として。
近くにボタンがありましたが、ボタンは血流をよくするために使われたそうです。

マツの雄花と雌花 根元のもこもこ黄茶色部分が雄花(花粉のうがあり、花粉がつくられている)で、上の赤紫色の小さな実のようなものが雌花(受粉してから1~2年後に松ぼっくりになる)

イチョウの木 雌雄異株で、雌株と雄株が少し離れて植えられている。
水分が多い樹木のため、焼け残っていた。公害に強い樹木で東京都の木

シカクダケ 四角い竹で秋にタケノコがはえる。高知では秋タケノコとして食されている

モウソウチク 節の輪が一つなのは孟宗竹で、2つだと淡竹(ハチク)だそうです

コンニャク 花が咲くと臭う(くさい)

カルミア

ザクロの木が好きです

いわがらみのアジサイ

コバンソウ 麦の仲間



「夏の七草」や、あやめ・かきつばた・ショウブの見分け方なども教えていただきました。ニホンハッカの強いメントールもかがせてもらいました。ホンショウブが実際咲いているときにまた来園したいです。竹についてもお詳しく、皇居の東御苑でいろいろ見られるそうなので、いってみたいです。

たくさんのお話が聞けて楽しかったです。ありがとうございました。四季折々別の花が咲いていくので、頻繁にきたいですね。

 

本日の散歩の締めくくりは、本所吾妻橋の塩パンやの塩パンです。並んで買いました!